ここでは一般的に知られている大人の玩具や、私が個人的にオススメするものを紹介していきます。
随時追加したり、文字数が多くなると記事を分けたりする予定です。
電マ(電動マッサージ機、電動マッサージャー)
いまや最もメジャーな大人の玩具となった電動マッサージ機。
家庭用のベーシックな電動マッサージ機から、フェアリーミニや極小ピンク電マなど、ポップな色合いのものも売られています
ただ個人的にはスライヴの電動マッサージャーが一番良いかなと思っています。
エッチなこと専用に作られた大人の玩具よりも、マッサージを用途として作られた器具の方が良いというのも皮肉な話ですが。
ところで、電動マッサージ機というか、電動バイブレーターはもともと医療用に使われていたという話を聞いたことはありませんか?
西洋では古代ギリシャのヒポクラテスの時代から1920年代までは、ヒステリーの治療として女性をオーガズムに導くために女性に“医療マッサージ”を施すことが一般的かつ伝統的な手法であったそうです。
(古代エジプトや古代ギリシャでは、ヒステリーは女性が性的に満足しないために生じる子宮の不調の印であると考えられていたため)
しかし、医師の多くは自らの手でそのようなマッサージを患者に施すことを快く思っておらず、代替手段として人の手によらない、疲れない方法を探し求めていました。マッサージの技術は難しく、習得に時間がかかるため、一人の医者がより多くのヒステリー患者を診察するためにも、医療マッサージの機械化は重要な課題だったのです。
そして1880年代にはあるイギリスの内科医によって電動バイブレーターが発明され、その後導入・使用されるようになったそうです。その後ヒステリーに対する医学的な研究が進み、心理療法が確立されたことにより、1930年代以降は医師が“医療マッサージ”を施すこと自体がなくなり、それに伴って診察室から電動バイブレーターが消えたそうです。
そういった意味では、電マは現代にもう一度「女性のオーガズムを誘発する」という本来の用途に近い形に戻ったのだとも言えますね(笑)
さらに蛇足ですが、アダルトビデオの世界でこの手の電マが純粋なマッサージ機よりも大人の玩具として捉えられ始めた頃、先端が大きな三角形の電動マッサージャーはAVの中では「オヤジバイブ」などと呼ばれていました。
おやじのようにデカい電マという意味なのか、おじさんが使うマッサージ機という意味なのかはよく分かりませんが・・・。
参考程度に
気になる方もいるかと思うので、電動バイブレーターの起源についての箇所は以下の書籍を参考にしたことを申し添えておきます。
なお、論文等の引用・脚注表記ではなく簡易的な記述になりますがご容赦ください。
※1:Rachel Maines Technology of Orgasm (1999)1-4ページ、11ページ
※2:Barry R., Ph.D. Komisaruk, Carlos Beyer-flores, Beverly Whipple Science of Orgasm (2006)45-46ページ(邦題「オルガスムの科学」)
シナプスヴォーグ(電マアタッチメント)
柔らかい素材で、電マの先に取り付けて使用することができます。
このアタッチメントは、膣内に電マの振動を余すことなく伝えられるという点でも、膣内とクリトリスの両方を電マで責められるという点でもとても優秀です。
ストレート、やや太いタイプ、Gスポットに当たりやすい形状など、異なる形状のアタッチメントがあるのでそれぞれ違った刺激を楽しむことができます。
ちなみにアタッチメントが発売されるまでは、「ディルドを挿入したまま、ディルドの底に電マを押し当てると女性はイキ狂う」などという責め方が語られていました。
例えば女性の膣にディルドを挿入した後にパンツを履かせて固定し、ディルドの底に電マを押し当てることで膣内に強烈な振動を送り込むという責め方ですね。
それはそれで気持ち良いのかもしれませんが、アタッチメントを使えば余計な力を使う必要がなくなるので、安全でかつよりしっかりとした振動を女性の身体にに伝えることができるようになりました。
挿入した状態で動かすこともできますが、固定してポイントにじっくり当てて何度も絶頂させる使い方の方が個人的には好きです。
R-1シリーズ本体
R-1シリーズの存在は実はかなり前に某アダルトビデオで知ったのですが、それから数年経過してもまだ一線級の玩具だと思います。
R-1スターターキットにはバッハローターとコントローラーが入っているので、ローターだけでよければすぐに使用できます。
付属のローターはかなりゴツいので、どちらかと言うと服の上などから使用する方が良いかもしれません。
なお次に紹介するフィールモンブランやプレデターワンドはR-1スターターキットとは別売りのアタッチメントなので、ご注意ください。
振動の種類と強弱
R-1シリーズの特徴として振動のパターンは7種類、さらに強弱も7段階変化させることができるので、49通りの組み合わせが楽しめる優れものです。
好みの振動パターンを探したり、リズミカルな音の変化を楽しんだり、焦らしたりと色々な用途が楽しめます。
このような可変型バイブの類は、多様な組み合わせで聴覚的な興奮を引き起こすことが出来るのも面白い点ですね。
ちなみに私が今まで体験に来た女性に使ってみた感覚としては「普通の振動が良い」って言う女の子がとても多かったです。
折角振動パターンが豊富で強弱も付けやすいけど、ノーマルの振動+中~やや強程度の強度が好まれる気がします。
フィールモンブラン(クリ責め)
ピンポイントローターなど他にもクリトリス責めにフォーカスした玩具はありますが、やはりこの玩具の特徴は柔らかいシリコンの繊毛がクリトリスを優しく撫でまわすところでしょう。
ピンポイントローターがクリトリスの包皮に入り込んでダイレクトな振動を伝えるのに対して、フィールモンブランは強い刺激と弱い刺激の両方を与えられる点が優れています。
R-1シリーズの複数振動パターン×強弱段階によりまさに機械に愛撫される感覚が味わえるかもしれません。
さらにボタン1つで強力な振動がフィールモンブランの先端を激しく震わせ、ものの数秒で女性をクリイキへと追い込んでしまう凶悪な玩具です。
また、繊毛のおかげでクリトリスとの適度な距離感を保てる点も非常に良いと感じます。
ちなみに、複数の振動パターンで責めてみると「普通のが一番好き」と言われる率がとんでもなく高いです(笑)
しかし、むやみに動かさなくても普通のローターよりずっと気持ち良いのだから良い玩具ですよね。
使われるとどうなるかは、拘束されて連続クリイキ絶頂地獄を体験したミカさんの記事を読んでみて下さい。
電マやローターの場合は、使用中に興奮してつい力が入ってクリトリスに器具を押し当ててしまうことがあるでしょう。
その場合に痛みを感じやすくなったり、刺激がダイレクトに届き過ぎて感覚がマヒする、クリトリスの体力が消耗するといったことも考えられます。
一方でフィールモンブランはよほど強く押し付けない限り、適度な距離が保ちやすく圧迫感も少ないのでより純粋に快感に集中できます。
逆に言えば無駄な体力を使わせずに連続でクリイキさせて女性を連続絶頂に追い込んでいくことのできる、とても恐ろしい大人の玩具なのです・・・!
モンブランと言えば真っ先にケーキを思い浮かべてしまうので、最初は名前を見て「何故モンブラン?」と思っていたのですが、「クリが感じる」に引っ掛けたネーミングなのでしょうね。
プレデターワンド(膣内・ポルチオ開発等)
長い柄の先にローターが付いているタイプの玩具は他にもありますが、やはり振動を段階的に調整できるR-1シリーズは優秀です。
振動を強める器具は数多くありますが、膣内に微細な振動を送り込めるグッズとなるとやはりこのプレデターワンドでしょう。
膣内に挿入して弱い刺激から徐々に慣らして強めたり、最小の振動で感じられるように挑戦させたりといった使い方が望めます。
先が太い形状なので、一度挿入すると抜けにくく、イカせっぱなしや放置プレイに用いるのも良いでしょう。
もちろんクリトリスに当てても十分強力な振動を伝えられるので、ローターの代わりとして使用してもかなり使えます。
一方で先端が大きい(太い)ので、挿入・膣内への刺激が慣れていない人にとっては使いにくい難点もあります。
膣内への挿入に問題がない女性でもしっかりと膣内をほぐして、かつローション等を使用して挿入するように気をつけるべきでしょう。
キャスパー(キャスパーキューティー)
ラブグッズの広告などによく登場するので、名前や形状を知っている女性もいるかもしれません。
Gスポット責めのバイブではありますが、一応クリトリスにも振動を与えるデザインになっています。
機能・パワー的にはアタッチメント付き電マとバイブの中間のような感じだと言えましょうか。
こういった形状のグッズは、最初からGスポットに当たりやすい形に作られているので、あまりポイントに当てることに気を配らなくて良いはずですが、実際に使用した方のレビュー等を見ると意外とコツがいるみたいですね。
また、丸くて可愛らしい形状のわりに挿入部は太いので、けっこうならしてからでなければ入れにくいかもしれませんね。
クリトリス吸引系器具
最近アダルトグッズメーカーが売り出し中のクリトリス吸引器具です。
吸引と言ってもニップルサッカーのようにただ吸引するのではなく、吸引+振動でクリトリスを気持ち良くさせる大人の玩具です。
どちらかというとクリイキ(外イキ)派の人が楽しめるグッズかもしれません。
チュッパ・チャップ・ポンという比較的安価なものや、サティスファイヤProやウーマナイザーProなども有名です。
基本機能自体は大きく異なるものではないので、値段や性能・動作音の大きさなどを比較して好みのものを購入すると良いでしょう。
ちなみに、サティスファイヤーはこのような玩具です。
Youtubeにログインしていただくと、体験女性とのほのぼのレビュー動画が観られます。
グッズクリーナー(アルコール除菌用)
ラブグッズの購入を検討している方には丸洗いできるものを買うことをお勧めしていますが、それに加えて除菌用のアルコールなども揃えておくことをお勧めします。
個人的には小型のスプレー式の物が簡単に使えて便利たと思います。
除菌用のアルコールがワンプッシュで霧状に噴射されるので、拭き取り以外の手間がかからず楽です。
(しばらく放置しておいても揮発しますが)
それほど高いものではないので、ケア用に一つ持っておくと捗るかもしれません。